生きることに向いてない

生きるづらくて、生きることに疲れて俯いている女性

 

寒さが孤独を
深める夜

誰もが手にする
アレ、コレ、ソレ

この手には
なんにもなくて思い出す

 

僕は、生きることに向いてない

 

馬鹿みたいに
同じ過ち繰り返し

誰かのぬくもり
拒絶して

あいつみたいに
器用になんて生きれない

 

僕は、生きることに向いてない

 

欲した何かは
期待外れ

愛したモノは
もう、ここに居ない

 

僕は自由で
凍え死にそうなほどに孤独

 

もしも呼吸を忘れても
僕は、きっと、困らない

 

声にならない涙が
誰かに届くことはない

 

...そう思ってたのに

 

届いてしまった
"あの人に"

 

贈り物の言葉は
まるで薬のように

僕の中で
やさしく溶けた

 

僕の心は
初めてのぬくもりと
初めての癒しを知った

 

"僕は、生きることに向いてない"

 

それでもまだもう少し
君の言葉が欲しいと

まだもう少しだけ
生きていたいと

生まれて初めて
そう、思ったよ

 

生きづらさを抱えている人たちの心を癒す言葉