我が目は捉える
剥がれ落ちた偽りの美しさの
奥に潜む漆黒の汚れと
腐敗が頂点に達し
崩れゆくこの世界を
しかし
世界を造り上げた
"すべてのすべて" に
心を寄せれば
草や木や花のように
怯えることなく
抗うことなく
凛とした心で
ここに在れるのだ
荒れ果てた地に足をつけても
心が波立つことはなく
あたたかな穏やかさに包まれる
なんて不思議なんだろう
破滅と再生
痛みと喜び
すべてが混ざり合う
空からの導きのうねりに
一点の疑いもなく
身を委ねることができたら
その時私は、