心はまるで宇宙のよう。
心には無数の傷や痛みが眠っていて
生きている限り、その傷に、その痛みに触れられては
私たちは、苦しみ続ける。
でも、その無数の傷や痛みが
癒されていくと
人は優しさを知り、
人は強くなり、
人は、愛することを知る。
心は広がり、深まり、熟していく。
傷や痛みは
いつかは "不思議な" 癒風にさらわれて
きっとそこには、星が瞬く。
酷い痛みは、
深い悲しみは、
大きな大きな、輝きになる。
真空の寒い空に
さらわれた痛みの数だけ星が生まれて
この空も、あの空も
あたたかく、輝きに満ちますように。