待ちわびた人

海外にある小さな、けれど素敵な教会

 

この足は
あまりにも頼りなく思える

 

この足では
もう歩みを進めることが
できないように思える

 

ひとりではあまりにも


寒くて、寒くて、寒くて、

 

私はひとりぼっちの部屋の中から
あの輝く太陽に恋焦がれる

 

早く、早く、早く、


あたためて欲しくて仕方がないのに
太陽の光にようにあったかいあの人の


眩しくて、眩しくて、眩し過ぎる
光から目を逸らし

握ってくれた手を
振りほどいてしまう

 

欲して手を伸ばすくせに
拒んでしまう、愚かな私

 

私が拒絶するたびに
心に痛みを覚えるはずなのに

引き寄せては払いのける
どうしようもない私なのに

 

何度でも、何度でも、何度でも、

 

諦めずに
私を追いかけてくれる

 

あなたの清らかな情熱に
私の愚かさは溶かされて

 

「信じよう」

「受け入れてみよう」

 

やっとそう思えたとき

あなたを直視して
ようやく気づきました

 

あなたこそ
待ちわびていた、光なのだと
求め続けていた、愛なのだと

 

"愛しています"

"愛し合いましょう"